ポリウレタン樹脂発泡体を円筒状にして芯筒に接着、回転軸を持ったハンドルを接着、発泡体に塗料、塗材を含ませ、被塗面を転がす。この場合、発泡体にある薄膜を処理して骨だけの構造にすれば、多量の塗材が含まれ、厚膜の細かいラウンドのある塗付膜が形成されることになる。従って厚膜塗装仕上げに使用される。例えば住宅・都市整備公団・マスチック塗材工法(工法特許)でのマスチックローラーが代表的なもので、特許に謂う多孔質ローラーがこの仲間である。
窓枠と窓框の総称。スチール製、アルミニウム製のものが多い。
工場や自動車の排気ガスに含まれている酸化物(イオウ・チッソ)が雨に吸収され、降った雨がpH5.6以下の雨を酸性雨という。中性はpH7.0.
一般住民の生活環境から出たものは一般廃棄物。工場生産されてから排出されたものが産業廃棄物。
サンドペーパーを取り付けて、木材・鋼材などの表面を削って平坦とする電動工具。
高圧空気で砂を吹き付け、鉄鋼材の塗装前の清掃処理やコンクリート面を荒らすために行ったり、石材の仕上げなどに用いられる。
建築工事の使用と標準化を目指し、日本建築学会で工事別に分類して定めた仕様。我が国における権威ある標準仕様として、建設省を始めとする諸官公庁、および民間の設計、建築会社がこれを採用している。
工業標準化法に基づいて、鉱工業品についてその品質を定め、これを調査会の議決をもって指定商品化し、通産大臣の許可を受けて表示される。品質管理と品質の安定がその主たる目的。
モルタル、コンクリート、木部など表面にパテなどを薄く塗り付けること。
下地の乾燥、汚れ、付着物の除去、穴埋め、吸い込み止めやアルカリ止めなどのためにシーラーを塗るなど、施工に適するよう下地をあらかじめ整えることをいう。
施工するに当たり、素地面の補修工事で、凹凸や亀裂、欠損、目違い、ピンホールや豆板などを削ったり、埋めたりする作業である。
壁紙やフローリングなどの住宅建材から発生するホルムアルデヒドなどの化学物質などにより喉の痛み、頭痛などの様々な身体異常が起こる症状。原因がはっきりしないことが多い。
合成ゴムや合成樹脂を原料に積層成形した合成高分子シートを、接着剤を用いて貼りつけ防水する。
コンクリート打ちの際、コンクリートが行き届かずに、セメントペーストの足りないほとんど骨材だけの部分ができる。これをジャンカと呼び、表面にできる場合を豆板、内部にできる場合を巣穴という。
水銀、六価クロム、鉛などの毒性の強い金属及びその化合物による汚染。水俣病(有機水銀)、イタイイタイ病(カドミウム)などが有名。
俗称であって業界分野ごとに若干意味が異なるが、要はセメントモルタルと合成樹脂を組み合わせ、強化した複合モルタルをさす。防水系でエポキシ樹脂を組み合わせたもの、止水系でのエポキシ樹脂分の多いもの、左官系の合成樹脂エマルション(アクリル、エチレン酢ビ、SBRなど)入りセメントモルタル、同義語で高分子モルタル、下地調整用セメントモルタル(JASS15左官工事)などがある。この薄付け下地調整材(JIS A 6916セメント系下地調整塗材)がセメントフィラーである。
継ぎ目、合わせ目のこと。
施工の万全を期すため2つ以上の請負者が共同して請け負う状態。
工事の内容を詳細に規定した文書。使用材料、施工方法など、工事施工に際し履行すべき技術的要求を示す。
施工において下地への吸い込み防止、耐アルカリ性、密着性向上などを目的にした下塗り塗料。
けい素(シリコン)を主成分とする合成樹脂で、接着剤などの原料となる。
各種の接合部またはひび割れなどの水密・気密を保持するための充填材。
追加「コーキング材」参照
公共用水域(河川、湖等)の水質汚濁の防止を図ることを目的とした基準。
→皮すき
建築物の軸組に、耐震・耐風などの必要上、対角線に挿入する建材。
ゆず肌もよう。細かい凹凸もよう。
鋼鉄製サッシのこと。
はり、アーチなどの支点間の距離。
鉄筋コンクリートの床。
屋根葺き材料などに用いるもので、天然のものは粘板岩が圧力を受けて変質したもの。人工的には石綿スレートなどがる。
後退して建築されること。例えば建ペイ率など建築基準法によっての建築方法がある。上層階など後退した壁面を持つビルの構造がそれである。
総合建築請負業者。
合成樹脂エマルション入りセメント補修材。
セメントと水のペースト状混合物。ノロともいう。
廃棄物を可能な限りゼロに近づける環境保全運動をいう。(国連大学の提唱)
材料に各種の条件を強く与えて、長時間にわたる材質変化を短時間に予知するための試験。ウェザーメーターが代表例。
塗装対象の、塗装されていない被塗物素材質が露出している面を素地という。これに対して、次の塗装の対象となる塗装面を下地という。つまり下塗りされた面は次の中塗りの下地であり、塗り替え対象の旧塗膜面は、塗り替え仕様の下地である。
塗装のため、塗装対象素地面を、塗装の仕上がり、塗膜の耐久性を配慮して整える工程をいう。従って汚れや付着物の除去から、場合によっては吸込み止めのためのシーラー塗り(下塗り)、パテかい、パテ付け、あるいはセメントフィラー全面地付けを含め称する。さらにボード類での目地の処理なども入り、素地の材質と塗料の性質を結びつけ最大限効果を導き出す極めて重要な工程であるが、ともすると軽視され、塗膜劣化異常や耐久性の低下をきたすことになる。もちろん面を整え面の平滑性を向上させる面の調整(塗装条件の当否にかかわる素地の条件と当然かかわる)が中心であるが塗膜に影響のあるアルカリ度、含水率なども忘れてはいけない条件である。
塗り替えの場合は下地調整がこれに当るが、劣化塗膜のケレンやそれによって生じる段差の修正が加わり、また劣化度によって程度が変わる点も重要である。