京都塗料商業協同組合

塗料・塗替えに関する用語集です。一般にはあまり耳にしない用語をわかりやすくまとめました。 同時に『塗料と環境』に関連した用語(緑色で表示しています。)も収録しました。

タ行

ダイオキシン

極めて毒性の強い有機塩素化合物。塩素含有物質を焼却炉等で燃やした場合に多く発生する。極めて高い発癌性、内臓障害等を起こす。

耐火構造(たいかこうぞう)

建築物の主要構造部分が火災にあっても、その後軽い修理だけで再使用できるような構造。鉄筋コンクリート造りがその代表例。

抱き足場(だ―あしば)

一側足場の一種で、布丸太で建地丸太をはさんで二重に取り付けた足場のこと。

ダクト

風道のこと。暖房および空気調和系統において、亜鉛鋳鉄板などで作った長方形、円形などの空気の送気または換気用の管路。

ダストシュート

ごみ、ちりなどを捨てる筒で、各階に投入口、地面に接する所に取り出し口を設けたもの。

タック

粘着性、粘り気のこと。

タッチアップ

部分的に拾い塗りすること。

建端(たっぱ)

軒またはパラペットなどの頂部の高さ、転じて一般に高さの意味の現場用語。

だめ

工事や図面などがほとんど出来上がったが、まだわずかに残って未完全部分をいう。

だめひろい

だめを拾い、完全に仕上げてゆくこと。

地球温暖化

大気中の二酸化炭素が増えると地球から逃げていく熱が減り(遮熱効果がある)、地球の気温が上昇する。(南極や北極の氷などを溶かす原因となる)

中性化(ちゅうせいか)

セメントモルタルやコンクリートの硬化したものが、大気中の炭酸ガスに作用されてアルカリ性を失って中性となること。

チョーキング〔白亜化〕

白墨のチョークからきている。塗膜表面に紫外線・温度・水などが長時間作用して、樹脂分解や顔料変質を起こし、ついには塗膜からこれらの主として白色を呈する劣化物が脱離して、表層に付着した状態になる。塗膜が長時間、環境の劣化外力によって変質することは程度の差こそあれ避けられないが、外装材の場合、特に紫外線によって短時間でこの現象が発生するのは望ましくなく、樹脂や顔料の選択によって、できる限りゆっくりと進行するようタフに品質設計する。

土地や建物の面積の単位。1 間平方。曲尺で 6 尺平方。1 坪は約 3.306平方メートル。 畳に置き換えると2帖分の広さのこと。

テクスチャー

生地、きめ、感触。

デッキブラシ

長柄の付いたブラシ。

デッキプレート

強度を保つのに合理的な形状に波付けされた床用の鋼板。

鉄筋バクレツ(てっきん―)

コンクリート中の鉄筋がさびることで体積が膨張し、コンクリートをはがしてしまう現象。

テラス

庭園や街路に張り出して、コンクリート、れんがなどを敷きつめた場所。家に接して用いられるものをハウステラス、庭園の一部として用いられるものをガーデンテラスという。

テラゾ

白色セメントに各種の色大理石粒を混ぜ、とぎだし仕上げしたもの。

天端(てんば)

上面、頂をいう。下端の対語。

透湿性(とうしつせい)

水蒸気の透過性のあること。

塗装間隔、放置時間、間隔時間、塗り重ね乾燥時間(とそうかんかく、ほうちじかん、かんかくじかん、ぬ―かさ―かんそうじかん)

JASS18塗装工事では放置時間、JASS23吹付け工事では間隔時間で、工程内・工程間・最終養生の3種類があり、これが一番工程管理上は望ましい。他は俗称である。塗装吹付け上、一つの工程が終り、つぎの塗装吹付けにかかるまでの必要間隔時間をいい、通常~以上(~以内と反応形では幅を設定する)と表現する。なお吹付けで工程内とは上塗り2回のときの1回目と2回目の間隔をいう。
一般に20度時のものを表記し、低温では長くなるのがふつうである。

とのこ

粘土(黄土)を焼いて粉にしたもの。刀剣を磨いたり,木材の色付け・塗装下地・目止めに用いたり,漆器の漆下地の原料として用いる。

ドブ漬け塗装

材料を塗料の中に漬け込んで塗装すること。

塗付量、所要量(とふりょう、しょようりょう)

性能・仕上げを発揮するに最低限必要とする量を塗付量(一般にkg/㎡)という。これにロス見込み量を上積みしたものが所要量(kg/㎡)で吹付け工事で用いる。塗坪∞㎡/缶は施工業者の見積目安のためにいわれる。塗付量は接着剤などで用いられる。

取合い(とりあ―)

構造物などの接合部のこと。

トルエン

芳香族炭化水素系の溶剤で強い芳香がある。塗料、接着剤等に多く使われる。